えーと、最近CiscoのSwitch(N天堂ではないよ)をイジることがしばしばあるのでその時に出てきたVlan について調べ記すことにした。(文字起こしのため文章のみ)
VLAN(Virtual LAN) とは、仮想的なセグメントを技術のこと。
用途 としては、スイッチ内部で論理的にLANセグメントを分割するために使用される。
メリット としては、VLANを使用することでルータやL3スイッチと同じようにL2スイッチでもブロードキャストドメインの分割を行うことができる。
スイッチのポートにVLAN識別番号であるVLAN IDを設定することでブロードキャストドメインを分けれる。
例:VLAN A 192.168.A.0/24 VLAN B 192.168.B.0/24これでAとBのセグメントが分かれブロードキャストドメインが分割されている状態になる。
VLANのメリット
1.ブロードキャストドメインの分割
例: 構成としてVLAN A内に1,2と(ホスト)番号を付けた計2台の端末(Client、Serverどちらでも可)がある。VLAN B内に3.4の2台がある。 ホスト1はARPリクエストをブロードキャストする必要がある。VLAN を分ける前は1,2,3,4の4台が受け取る。 だが、分割することにより1からのリクエストは2だけが受け取る。これにより3,4は受け取らない。受信フレームの削減に成功したことにより、各ホストの無駄なCPU処理などを減らすことができた。
2.物理的配置にとらわれない(まさにVirtual)
例: 構成として教育建屋と研究建屋が分かれた大学があるとする。教育建屋にある人文科は VLAN A 、機械科 をVLAN B のセグメントとし、研究建屋にある 人文科は VLAN A 、機械科 をVLAN B のセグメントとする。人文科のトラフィックは研究建屋の人文科のみに転送される。また、学科変更などが発生してもスイッチポートに設定したVLAN IDを変更するだけでセグメント化が可能となる。
3.セキュリティの向上
VLAN設定によりトラフィック範囲が限定される。例え人文科と機械科のセグメントを同じIPに設定してもVLAN IDが異なるので通信できない。VLAN ID単位でトラフィックを分離することができるのでネットワークセキュリティが向上する。
Cisco Catalystスイッチの用語
1.デフォルトVLAN(=VLAN1)
Catalyst スイッチは工場出荷時デフォルトで全ポートVLAN1(デフォルトVLANと呼ばれている)。つまり、全ポートが同じVLAN IDなので、初期状態では1つのブロードキャストドメインとなる。
2.管理VLAN
Catalystスイッチを管理するための管理用トラフィックを流すVLAN。デフォルトではVLAN1が管理VLAN。管理インターフェースにIPなどを振ることにより、telnetアクセスやSMNP監視が可能 。
以上となります。
参考:https://www.infraexpert.com/study/vlanz1.html